新人看護師でもミスは防げる!防止策9つを徹底解説!

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新人看護師でもミスは防げる!防止策9つを徹底解説!

新人看護師はミスが多いですよね。毎日のようにミスをしてしまう人もいるのではないでしょうか?

仕事でミスをすると、その日1日は落ち込むことになりますし、ミスばかりで辞めたいと思うこともあると思います。

新人看護師でもミスは防げます。大きなミスをしないためにも、新人看護師に多いミスの事例と防止策を知っておきましょう。

新人看護師に多いミスと防止策

針刺し事故

新人看護師に多いミスの1つ目の事例は、針刺し事故です。新人看護師は、注射のスキルが未熟ですし、精神的にも時間的にも余裕がない中で仕事をしますので、どうしても針刺しが多くなります。

点滴の混注をしている時に清潔な針で針刺しをしたならともかく、患者さんに使った後の針で針刺し事故を起こしてしまったら、あなた自身に危険が及びます。

防止策

針刺し事故のミスを防ぐためには、次の3点が重要です。

・リキャップをしないこと
・針捨て容器を用意すること
・針刺しの怖さを再確認すること

この3点をしっかり守っていれば、病棟業務での針刺し事故の大部分は防げます。急いでいると、針捨て容器を用意するのが面倒に感じるかもしれません。

でも、それで針刺しのミスをしてしまったら、B型肝炎、C型肝炎、HIVに感染するリスクがあるんです。そもそも、他人に使った針を自分に刺してしまうなんて、気持ち悪いですよね。

針刺し事故のミスは、先輩看護師に言えないことも多いと思います。針刺しをした時は、そのミスを隠すことも一瞬考えるでしょう。

でも、それで感染をしてしまったら、一生後悔するどころか、命を落とすことになるのです。看護師として働けなくなるかもしれません。

ですから、針刺しをしないために、リキャップをしないこと、針捨て容器を用意すること、針刺しの怖さを再確認することを忘れないでください。

もし、混注している時に針刺しをしたら、速やかに針を変えてくださいね。

患者さんの名前間違い

新人看護師に多いミスの2つ目の事例、患者さんの名前を間違うことです。これは、新人看護師のインシデントで多いものだと思います。

申し送りの時に患者さんの名前を間違うことは、さほど問題ではありません。先輩看護師に「名前、間違ってない?」と指摘されることはありますが、それほど問題ではありません。

患者さんと話している時に名前を間違う場合は、失礼に当たりますので、すぐに謝罪しなければいけませんが、謝罪すれば大丈夫です。

問題は、与薬時ですよね。患者さんに内服薬を配る時にうっかり患者さんの名前間違いのミスをすると、違う患者の内服薬を飲ませてしまうことになります。最悪の場合、その内服のミスが死亡事故につながるのです。

防止策

名前間違いのミスは、誰でも起こす可能性があるものですが、ミスを防ぐためには、やはりダブルチェックと指さし確認が大切です。

あなたは、忙しい時でも指さし確認をしていますか?みんなが忙しくしていて、ナースステーションに誰もいない時でも、きちんとだれか捕まえてダブルチェックをしているでしょうか?

新人看護師は時間に余裕がないので、確認をしているつもりでも、きちんとできていないことがあります。

新人看護師が名前間違いのミスをしないためには、どんなに忙しくても、余裕がなくても、ダブルチェックと指さし確認をしなければいけないのです。

点滴だけでなく、内服薬を配る時も、しっかり指さし確認をして、意識のある患者さんには名前をフルネームで名乗ってもらいましょう。

時間でやるべきことを忘れてしまう

新人看護師に多いミス、3つ目の事例は抗生剤の投与時間など時間でやるべきことを忘れることです。抗生剤やステロイドなどの中には、投与時間が指定されていることがあります。忙しいとその時間をうっかり忘れてしまうことがありますよね。

食前の内服薬や眠前薬を配り忘れることもあります。

また、リハビリや検査出しの時間を忘れてしまって、リハビリ室や検査室から、「まだですか?」と電話がかかってきて、先輩から注意されることもあるとも思います。

防止策

新人看護師が時間でやるべきことを忘れてしまうミスを防止するためには、タイマーを活用しましょう。

やるべき時間にタイマーをかけておくと、どんなに忙しくても、「ピピピ」とタイマーが鳴って教えてくれるので、「あ!やらなくちゃ!」と思い出すことができます。

私は新人看護師の頃、タイマーは大活用していました。私もよく抗生剤の投与時間を忘れて、先輩に指摘されていたんです。

それで、タイマーを使うようになりました。タイマーを使うと、投与忘れをしなくなるので、ミスやインシデントを減らすことができますよ!

自分専用のタイマーを購入しておくと良いでしょう。

わかったつもりになる

新人看護師に多いミスの4つ目の事例は、わかったつもりになることです。新人看護師は「聞いた」だけで分かったつもりになっちゃうんです。「聞いた」と「理解した」は違いますよね。

聞いただけで分かったつもりになり、先輩看護師に確認をしないままやったらミスをした。これは新人看護師あるあるです。

一応、聞いていて、概要は知っているので死亡事故などの大きなミスにつながることは少ないのですが、それでもわかったつもりで働くと、ミスが多くなるんです。

防止策

わかったつもりになってミスをしてしまう場合は、とにかく報連相を徹底しましょう。もう、これしか防止策はありませんし、これが最善の防止策なんです。

わかっていると思っていること、理解していると思っていることでも、新人看護師は報告・連絡・相談をしてください。

「え?前に教えたよね?」と先輩看護師に言われても、「はい。でも、ちょっと自信がなかったので、確認したくて。」と言えば大丈夫です。

また、「これはどうすれば良いですか?」という聞き方ではなく、「こういうやり方で良いんですよね?」と聞くと、「自分では理解しているけれど、念のため確認しました」というニュアンスになりますので、先輩から嫌味を言われることも少ないと思います。

患者さんから目を離す

新人看護師に多いミスの5つ目の事例は、患者さんから目を離すことです。あなたは、患者さんから目を離していないですか?きちんと患者さんの安全を確認してから、ベッドサイドを離れていますか?

よくあるのは、入浴介助時にタオルを忘れたから、患者さんを浴室に1人にしてしまうミスですね。たいていは何もないのですが、万が一患者さんが急変したら、転倒したら大変なことになります。

また、清拭の後に急いでいて、ベッド柵を上げ忘れることもありますよね。

これらは、別になにも起こらないことが多いです。ミスと言えないこともあります。でも、万が一の時が怖いんです。

防止策

新人看護師が患者さんから目を離すミスを防ぐためには、想像力を豊かにして、最悪の事態を考えてみましょう。

「今これをしたらどうなる?」、「これをしなかったらどうなる?」と想像してみるんです。

入浴介助でタオルを取りに行く時間なんて、長くても1~2分です。でも、その1~2分にどんな最悪の事態が起こるのかを常に考えてみて下さい。

浴槽内で溺れるかもしれない。滑って転倒するかもしれない。起立性低血圧で意識を消失するかもしれない。このように常に考えておくと、タオルを忘れても、患者さんを一人にしないはずです。

また、最悪の事態を考えると、ベッド柵を確実に上げるようになりますよね。

この防止策はほかのミスの防止策にも有効ですので、ミスばかりしている新人看護師さんは、常に最悪の事態を考えて行動するようにしましょう。想像力を働かせて下さいね。

尿道口と膣を間違える

新人看護師に多いミス、6つ目の事例は尿道口と膣を間違えることです。女性にバルーンカテーテルを挿入する時に、尿道にカテーテルを入れたつもりなのに、尿の流出がなく、確認したら膣だった。

これ、看護師あるあるではないでしょうか?誰でも一度は間違えたことがあると思います。

防止策

尿道口と膣を間違える防止策は、落ち着くことです。焦りながらバルーンカテーテルを入れると、たいてい間違います。入れやすい膣のほうを選択したくなるものですから。

焦らずに、しっかり確認してから、カテーテルを入れましょう。「患者さんも恥ずかしいから、早く挿入しなくちゃ」と思いますよね。

その心がけは良いのですが、それで間違ったら、もっと患者さんに恥ずかしい思いをさせてしまいます。だから、きちんと確認してください。

また、一度膣に入れたカテーテルは、もう不潔ですから、新しいものに変えることを忘れないでくださいね。

点滴の滴下が合わない

新人看護師に多いミス、7つ目の事例は点滴の滴下が合わないことです。30分くらいかけて50mlの抗生剤を落とすはずが、5分後に訪室したら全部落ちていた。これも、新人看護師あるあるです。

また、500ml3本の点滴を24時間持続で点滴をするために、滴下を合わせたつもりだったのに、1本目が2時間経たないうちに落ちきっていた。しかも、サーフローは血液凝固で使えなくなった。こんなこともありますよね。

防止策

点滴の滴下が合わない、合わせるのがどうしても苦手いう人は、まずは滴下を合わせる時には、患者さんに刺入部をしっかり伸ばしてもらうようにしましょう。

関節近くに入っていると、屈曲で滴下しにくくなります。また、サーフローの向きによって滴下の速度は大きく変わります。

最もよく落ちる向き・角度で滴下を合わせるようにしましょう。そうすれば、早く落ちて困ったということはありません。

また、訪室を頻回にするようにしましょう。忙しくても、とにかく頻回に訪室して、滴下をチェックするようにすると、滴下が合わなくても、その都度修正可能です。

病院によっては、コスト面で禁止されていることもあるかもしれませんが、24時間持続点滴の場合は、小児用のルートを使ったり、輸液ポンプを使うのも良いと思います。

小児用ルートは60滴で1mlなので、計算もしやすく、滴下を合わせるのが楽ですよ。

新人看護師は睡眠不足でミスばかり

新人看護師に多いミスの8つ目の事例は、睡眠不足でミスばかり起こしてしまうことです。新人看護師は慢性的な睡眠不足に悩んでいると思います。

早く寝ようと思っても、課題や翌日の予習などで、睡眠時間を確保できないことが多いと思います。

また、翌日のことが不安で心配で、なかなか寝付けないこともあるでしょう。私はこのタイプでした。日勤に行くのが嫌で嫌で、ベッドに入ってもなかなか眠れなかったんです。

これらの理由で、睡眠不足になると、集中力が続かないので、うっかりミスが多くなってしまって、毎日ミスばかりで悩んでしまうことになるのです。

防止策

睡眠不足でミスばかり起こしている新人看護師さんは、とにかく睡眠時間を確保するようにしましょう。

睡眠不足を解消すれば、集中して仕事ができますので、今よりもミスは減るはずです。また、睡眠不足を解消できると心の余裕も出てきますので、よりよい看護ができます。

新人看護師なのに、睡眠時間を確保できるわけない!と思っている人もいるかもしれません。でも、ちょっとした工夫や対策をすれば、新人看護師でも睡眠時間を確保してグッスリ眠ることができます。

不眠や睡眠不足に悩んでいる人は、「新人看護師は不眠になりやすい!?ぐっすり眠るための不眠対策のまとめ!」や「看護師は不眠で睡眠薬を使っても良いの?睡眠薬を使う時4つの注意点」、「新人看護師が睡眠時間を確保できない4つの理由とその解決方法まとめ!」を読んでみると、睡眠時間を確保できて、グッスリ眠るためのヒントを得られると思います。

ミスを減らすためには、睡眠不足を解消することが大切なのです。

新人看護師はミスを言えないで隠す癖がさらなるミスを犯す原因

新人看護師に多いミス、最後の事例はミスをしたのに先輩看護師に言えないで隠すために、さらにミスを重なることです。

ミスをしてしまったら、「やばい!大問題になるかも!?先輩に怒られる!」と思って、言えないこともありますよね。

また、「インシデントレポートを書くのが面倒くさい。ばれないでしょ。」と思って隠すこともあるでしょう。

でも、ミスを言えないで隠す癖がつくと、ミスからなにも学ばないので、同じようなミスを何度も起こします。

また、ミスを隠したのをばれないようにするのに一生懸命になってしまって、ほかのことに注意が向かず、さらにミスを重ねることもあるのです。

防止策

ミスを言えないで隠す癖がある新人看護師さんは、ばれた時にどうなるかを考えましょう。また、隠したミスが原因で、患者さんが死亡した時のことも考えてみてください。

ミスを隠したつもりでも、先輩看護師にふとした拍子にばれてしまう可能性は十分にあります。

ミスをしたことを怒られ、さらには隠したことを怒られる。最悪ですよね。

先輩看護師にとっては、ミスをしたことよりも、隠すつもりだったことのほうが大問題です。また、隠すつもりだったことがばれたら、職場での信頼はゼロどころかマイナスになるでしょう。

また、あなたが隠したミスで、患者さんが亡くなる可能性もあります。「ちょっとしたミス」のつもりでも、それが患者さんの命を奪う結果につながることもあります。

ミスをしてすぐに適切な対処をすれば、特に大きな影響はない時でも、ミスを言えずに隠したら、何の対処もできないので、患者さんが死亡することもあるのです。

あなたのミスで、患者さんが死亡したらどうでしょうか?たとえ、あなたのミスが原因とばれなくても、あなたの心に大きな傷が残ります。

「患者さんを殺してしまった」と考えたら、怖くなって看護師の仕事を続けていけないかもしれません。

せっかく看護師の資格を取ったのに、それではもったいないですよね。

だから、ミスを言えないで隠す癖がある新人看護師さんはばれた時のこと、ミスが原因で患者さんが死亡した時のことを考えて、その癖を治すようにしてください。

ミスは正直に申告すれば、先輩看護師もそこまで厳しく叱ることはないと思いますよ。

まとめ

新人看護師に多いミスの事例と防止策をまとめました。新人看護師はミスが多いのは当たり前です。でも、うっかりミスを放っておくと、ミスばかりする看護師になってしまいます。

また、大きなミスを起こして、それが患者さんの死亡につながるアクシデントになって、退職に追い込まれる可能性もあります。

そうならないために、ミスはできるだけ少なくするように、ご紹介した防止策をしっかり行ってください。また、同じミスは二度とやらないようにしてくださいね。

もし、あなたがミスをして、先輩看護師が防止策を一緒に考えてくれない、それどころかミスをしたことを延々責められる場合は、転職を考えても良いかもしれません。

新人看護師のミスをグチグチ責めてくる先輩看護師がいる職場で働いても、ストレスが溜まるだけです。

それなら、ミスをしないように防止策を考えてくれたり、ミスをしたら励ましてくれるような先輩看護師がいる職場で働いたほうが良いと思いませんか?

転職を考えているなら、転職サイトを使うと良いですよ。

転職サイトなら、職場の雰囲気や人間関係、指導体制などを詳しく調べてくれますので、ミスをしないよう指導してくれたり、万が一ミスをしても次につなげられるようにしてくれる職場で働くことができるのです。

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